院内感染

院内感染って?

 院内感染というのは、病院内で患者さんなどが菌に感染することです。MRSA、緑膿菌、セラチア、セパチアなどの菌が話題になっていますが、これらの菌の多くは健常者に害を及ぼすほど強力ではありません。しかし、抵抗力・免疫力の低下した患者さんにとっては危険で、感染すると、ときには重篤な病気を引き起こします。

 これらの菌は耐性菌と呼ばれ、抗生剤で有効なものが少ないということで問題となっています。ペニシリンが発見された頃は大変な効果がありましたが、ペニシリンに強い耐性菌が出現し、新薬が開発されると、またそれに強い菌が出てくるという、いたちごっこになり、現在のように常在菌にまで耐性菌が出現することとなってしましました。

当院の対策

 院内感染に対しては当院でも重視し、いろいろな取り組みをおこなっています。

  • 以前から耐性菌をつくらないように、新薬の使用に対しては慎重でした。
  • また、すべての部屋の前にウエルパスを設置、手洗い場も多数あり手洗いをしやすい環境になっています。
  • タオルは使い捨てのペーパータオルです。
  • 病室は個室が多く、大部屋でも4人部屋のため排菌者対応がスムーズです。

 今後も院内感染対策委員会を中心に検討を重ね、院内感染を防止する取り組みをおこなっていきます。